2月末「みちいる」の実店舗をつくるよ

うつわと自然食品「みちいる」実店舗計画 昨年12月にオンラインショップとしてスタートした うつわと自然食品「みいちる」ですが、実は2月28日を目標に実店舗計画を進めています。 実店舗といっても、どこかに土地や建物を借りてお店をオープンするのではなくて、私の自宅の1室で小さな小さな週3回程開くお店をオープンします。 なぜそうしようと思ったか今日はそのことについてお話しします。 なぜ被災地に「輪島」に実店舗をつくるのか 昨年の令和6年能登半島地震で私ももれなく被災しました。その被災状況については、辻椀木地木工芸の私の書いたブログを読んでいただけるとよくわかるかと思います。 辻椀木地木工芸の2024年1月29日のブログ   ↓ 震災からもうすぐ1ヶ月、今後について 地震直後は生きるか死ぬかの毎日で、周りの人々と助け合う日々、そしてボランティアの方々やSNSを通して能登の現状、輪島の現状、そして輪島塗の現状を知った方々に助けられる日々を過ごしてきました。 私の嫁いだ家は輪島塗の素地である椀木地を製造するのが家業なので、輪島塗を応援したいという方々からもたくさん助けていただきました。 以下の記事でもそれがよくわかっていただけると思います。 名古屋、奈良の催事が終了して思うこと。 災害ボランティアさんに工場を片付けてもらいました。 災害ボランティアさんに工場を片付けてもらいました(2回目) 9/20災害ボランティアと9/21大雨の被害状況について 能登は2024年元旦の震災だけでなく、同年9月に大雨による水害被害によりさらに復興が遅れているのが現状です。 しかし幸い、私の家や家業の椀木地屋の工場は他の家々と比べ圧倒的に被害が少なく、ボランティアさんや、たくさんの方々の協力のおかげで現在は工場も稼働することができていますし、元の家で普通の生活がおくれています。たくさんの方が住む場所を失い、狭い仮設住宅や慣れない土地で生活をしなければいけなくなっている中、本当にありがたいことです。本当に不便なく、自宅や工場は少し直すだけで不自由なく生活ができているなと感じています。 そんなか、不便なことが一つだけありました。それは買い物です。以前能登のスーパーやお店で購入できたものが段々と買えなくなってきたのです。 理由1・今まで手に入ったものが買えない、売ってない ここ数年私は、体に良いとされる無添加食品や無添加洗剤を使うようになっていました。これまでの生活を見直し、今まで使っていた合成洗剤や化学調味料たっぷりな食品を少しづつやめることで健康になることを体感していました。夫と2人でなるべく体により良い食品を選び、体に優しい洗剤や衣類を選び、無農薬無肥料の畑を始めるなど、元々天然の木と漆を使って製品を作っていたからか、自然と選ぶものも自然なものになっていきました。 しかし、震災後から普段行くスーパーで買っていた無添加調味料が消えていったのです。 例えば、有名どころだと「オーサワ食品」がコーナーごと消えてしまいました。 代わりに以前なかった良い商品が入荷していることもありましたが、比率でいうと断然 無添加食品の割合は減ってしまいました。 元々、買い物において都会よりも選択肢が少ない能登地方。そんな中で体になるべく良いものをと考えている人にとってはかなり痛手だと感じました。 特に輪島では大きいスーパーでそのようなことが起こっており、小さなスーパーはもうお店が震災で倒壊したり焼けて無くなってしまい本当に選択肢がないのです。1店舗だけあった自然食品店も閉店してしまいました。 (※ちなみに、個人的には奥能登で無添加食品を一番購入できるスーパーは「どんたく」だと思っています。今でも素晴らしいラインナップでどんたくさんには感謝してます。) 理由2・いつかやりたいを前倒しすることにした 被災地である能登に住み続け、ライフラインがある程度復旧してきた中、復旧は「ある程度」で止まってしまいました。 住む場所を失って能登を出て行かざるを得ない人、子育て世代で子供の未来を考え能登を出ることを選ぶ人たちが増え、人口はどんどん減っています。 だから「最低限」で我慢できるよね?っていうのもなんかわかるけど、食べるもの、身につけるもの、生活スタイルに「こだわり」があればあるほどとっても住みにくいのが現状です。 特に健康を維持して元気で能登を盛り上げたいと思えば調味料や洗剤などは安心安全なものがいい。でもネットでしか買えない。元々そうでしたが、前よりさらにネットでしか買えなくなりました。 そんな中ある選択肢が私の中に「ポーン」と降りてきた。いや「ピーン」だったかも。本当に音がしたから。 実はいつかやりたいと思っていた「自然食品店」本当にいつかやりたいなー5年後とか10年後とかのスパンで。そう思ってたけど、、 今じゃね? って。 それがオンラインショップ「みちいる」をつくるきっかけで、 今年2025年2月末に うつわと自然食品「みちいる」の実店舗を自宅でやろうと思った経緯です。 正直「儲かる」とか全く思ってなくて、普段自分たちが使っているものを仕入れてそれを能登の人が買えるようにしたい。 本当にたったこれだけ。これだけが動機です。 オープンするってことだけは決まってます。 全く経営のこととか考えてないからどうなるかわからないけど、せっかく無事だった家と工場を活用するために、地域の人たちの役に立つために今できることを考えた結果、ほとんど直さず使うことができそうな家の1室でさっさと始めちゃえ!本当にこれだけです。 だって次に大きな地震がきて明日死んじゃうかもしれないんだから。だから、「いつかやりたい」を前倒しにすることにしたんです。 2月末を目標にオープン準備中 そんな理由でうつわと自然食品店「みちいる」は2025年2月28日にオープン予定です。 今、オープンに向かって部屋をやっと片付け出したところです。 正直2月末に間に合うかわかりません。少し遅れたらごめんなさい。 でも、やらないと進まないのでやります。 最低限の内装の、本当に私が気に入ったものだけを集めた小さなお店です。 ラインナップは随時オンラインショップに追加していってるので、商品はこちらでご覧になれますし、オンラインでは今すぐ買えます。 http://michiiru.shop/ でも、実店舗で直接見て買える場所があるってよくないですか?そして、行く場所があるってホッとしますよね。能登は飲食店さんがお店を再開してくれて頑張ってくれていますが、まだまだ行く場所が少ないです。 ものを売るだけでなく、情報を提供したり、小さなイベントを開催したり、楽しい空間にできたらいいなと思っています。是非お店ができたら遊びに来てください!